あまんちゅ!7

2018/01/06

天野こずえ、マッグガーデン。伊豆でダイビング、時々日常する漫画の季節も秋。今回もいい塩梅にキャラが周りイベントが起こり、ボリュームのある展開でした。とりあえず、新規デザイン多すぎィ! ドライスーツと新規開発のBCD、各種仮装に私服がたくさん、そして二宮姉弟の晴れ着と大盤振る舞いでした。ただデザインを起こすだけではなく、漫画としての見せ場を考えて使っている辺り、流石だなぁと感心。
エピソードとしては細かいものが多くて、一種のスケッチのような空気とセンスのいい話がたくさん読めて気持ちよかったです。あ、第41話の欲望剥き出し感はほんと凄かったがね。こう、ベットリとしたリビドーというか、パッションというか。「わしゃあワシのキャラにこういうかわいい格好させたいんじゃあアア!!」という狂気が大暴れだった。とくにこころちゃん。「褐色ボーイッシュロリに白ゴス猫耳ッ!! これねッ!!」つー天野先生の声が聞こえました(幻聴)
あと、てこが凄い勢いでこころちゃんに百合ジャブを入れていて、オイオイオイそんなに面倒くさい女だったっけあとレズだったっけと首を捻ってしまう位のヤバさだった。思い返してみると、面倒くさいしレズだったね、てこちゃん。ぴかりが天性の無防備無自覚系系王子女子なので、これでコロッとやられたとはいえ、てこちゃんも気が気じゃない。ココらへんの心の機微の表現もまぁ流石ですわ。
流石といえば、初めてのドライスーツ・ダイビングをしっかり失敗させる辺りもこの漫画らしかった。失敗やマイナス面を排除するのではなく、それと上手く付き合っていくことで世界をポジティブにしていく天野イズムは、お伽話としての質に、確実に貢献していると思います。キレイ事だけ行ってるより、嫌なことをキレイ事で塗りつぶしたほうが生っぽい夢見れるもんなぁ。そういう意味では、37話もテーマは同じか。骨のしっかりした漫画だなぁと再認識した、あまんちゅ! 七巻でした。